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代ゼミ講師SPECIALライブツアー2023のアンケート・コメントまとめ

2023年02月08日

中津市・宇佐市の大学受験専門予備校、大學受験館カルタスです。

 

先日実施しました「代ゼミ講師SPECIALライブツアー2023」のアンケート集計結果をまとめました。

 

代ゼミ講師SPECIALライブツアー2023(西川彰一先生) 94%の参加者が満足!!
参加者から寄せられたコメントの一例は、以下の通りです。
・英単語がいかに重要であるかを痛感させられました。(生徒)
・「嫌いなものを好きになる必要はないけど、努力しなくていいことにはならない」という言葉が強烈に印象に残った。(生徒)
・ヘリコプターペアレンツにならないよう、親としても気をつけようと思った。(保護者)
・我が子の視野を広げるために、家庭内で社会的な話題を共有するなど、日々親ができることやすべきことはあると再確認できた。(保護者)

 

参加者の64%が国公立専願で志望!!
狭き門にチャレンジし、かつ、保険をかけないということは、それだけ高い学力が要求されます。高校入試とは全く異なり、大学入試では、共通テスト受験まで抱いていた第一志望に現役で合格する生徒は受験生全体の20%に満たないくらいだと言われています。国公立大学の入試では共通テストが第一関門としてあり、その結果を受けて出願先を決定するため、共通テストでボーダーラインに満たずそれまでの第一志望(行けたらいいな、くらいの淡い志望も含む)への出願を断念するケースが多く、出願を強行して無念の結果となりいわゆるすべり止めで受験していた私立大学に進学するケースも少なくありません。もちろん、どうしても行きたい大学に浪人覚悟でチャレンジすることは素晴らしい志だと思いますし、実際それぐらいの熱い気持ちを持ってほしいものだと思います。また、誤解してほしくないのですが、私立大学は悪いという話ではありません。高い学費がネックとなりますが、私立大学には私立大学のメリットもあると思います。64%の参加者が国公立大学しか考えていないというアンケート結果でしたので、すべり止めで私立大学、という表現になりましたが、私立大学でどうしても行きたい大学を第一志望にして努力していくことは素晴らしいことです。長くなりましたが、ここで言いたいのは、「生徒が行きたいと思える(保護者が行ってほしいと思う)大学」に合格するには、それ相応の「努力」が必要不可欠だということです。

特に現役で国公立大学に合格するには、自分の現状よりも背伸びをした志望校設定をし、それに向かって学力向上を不断に継続することが求められます。それを実行する生徒であれば、仮に上記の20%に入れなくとも、納得できる範囲内で軌道修正をしてしっかりと国公立大学に合格していきます。危険なのは、「本音はほどほどの努力しかするつもりはないけど、周りが国公立大学に行けと言うから、世間的に良いとされている国公立大学をなんとなく志望」という人です。そういう消極的な姿勢で合格できるほど現実は甘くはありません。客観的に自己分析して、自分に何が足りていないかを常に意識して学習を積み重ねていきましょう!

 

参加者の65%が九州外の大学も視野に!!
65%の内訳は、41%が全国どこでも、13%が九州~関西まで、5%が九州~関東まで、九州~中部地方まで・九州~中国地方までがそれぞれ3%でした。

41%が進学先を「全国規模」で考えているという結果は意外でした。選択肢が広がるという意味で、九州内にとどまらず、全国的に志望校を探すのはいいことです。ただ、強く意識してほしいことは、多くの生徒が憧れる首都圏・都市圏の知名度の高い大学は、国公立・私立を問わず入試難易度が群を抜いて高いということです。単純に問題の難易度もありますが、なにより、競い合うライバルの質と人数が地方大学とは天地の差であり、そういう難関大学を志望する生徒は特に、生半可な努力では太刀打ちできません。もちろん、地方大学であれば楽勝なわけありません!根拠の乏しい楽観視をせず、自分の学力をコツコツ高めていくことに手を抜かないように!とにかく、努力、努力、努力!

 

生徒が不得意感を感じている教科は、圧倒的に国語!!
近年の大学入試は、国語に限らず、理系教科であっても確かな「論理的読解力」が求められます。一方で、生徒の多くが国語という教科に対して苦手意識を持っていることが、このアンケートからも明確に読み取れます。活字離れが叫ばれて久しいですが、論理的に物事を考える力というのは一朝一夕には身につきません。小手先のテクニックでは劇的な改善は見込めませんので、早期から自学自習していくことが大切です。
また、古文・漢文が現代文よりもさらに不得意感のある科目として回答されていました。これは様々な原因が考えられますが、英語に苦手意識を持つ生徒の大多数に共通する、単語や文法という基礎を徹底することへの忌避感が根底にあるのではないかと思います。そういう「基礎をインプットすること」から逃げていては、英語もですが国語も成績向上はありえません!古文単語や古典文法や漢文句形を覚えることから始めましょう。すでに代ゼミサテラインで学習をスタートさせている塾生もいます。文理問わず、どれだけ遅くとも3年の6月までに基礎を固めないと、共通テストで足を引っ張られることになります!

 

大學受験館カルタス 山本